ウ・リーグ開幕戦 中日×サーパス1回戦 ナゴヤ球場・オープン戦 中日×東京ヤクルト ナゴヤドーム

k_s_n_k2008-03-26

行ってきました野球観戦ひとりツアー。
1日目 ウ・リーグ開幕戦 中日×サーパス ナゴヤ球場
    オープン戦 中日×東京ヤクルト ナゴヤドーム


品川駅から新幹線で名古屋へ。
品川駅の新幹線ホーム、初めて利用しました。
車内で隣になったサラリーマンさんがスポーツ新聞を読み終えると、「読みます?」と言って手渡してくれました。
ここで私もポケットの中の「ロリヰタ」(嶽本野ばら)をお返しに手渡せば試合終了後のサッカー選手みたいでかっこよかったのに、失敗しました。
名古屋駅で最初に向かったのは新幹線ホームのきしめんスタンド。
でかでかと名古屋コーチンきしめんのポスターが貼ってあったので、お値段は高かったけれど迷わず注文。
そこでしか食べられないものを食べる、それこそ旅の醍醐味。
私はこれまできしめんを一度しか食べた事がなくて、そのきしめんがあまりおいしくなかったのでいい印象はなかったのですが、さすが本場、今までのきしめんのイメージをがらりと変えてくれました。
きしめん名古屋コーチンも大変おいしゅうございました。


その足でアニメイト名古屋店へ。
入口にでかでかと書かれた「どえりゃーお得」の文字に、同じアニメイトといえども名古屋に来たんだなあと実感。
何か買おうと思ったのだけれど結局何も買わず名古屋駅へ戻り、JRでひと駅の尾頭橋駅へ。


尾頭橋駅からは徒歩5分、名古屋臨海鉄道の踏切を渡り新幹線の高架をくぐったらすぐそこはナゴヤ球場
今日の1試合目はウエスタンリーグ開幕戦、中日ドラゴンズ対サーパス。
審判団は球審:杉本、一塁:小寺、二塁:良川、三塁:福家。
あのオーバーアクションで有名な小寺さんを初観戦。
これだけで来てよかったと思えました。
12時30分試合開始、開始時はバックネット裏で観戦、途中から一塁側内野の最前席が空いていたのでそちらへ移動。
目の前には中日のブルペンがあり、わずか1m先に菊池・齊藤両投手と小林コーチが。
菊池「右と左のマウンド、どっちで投げます?」
齊藤「どっちでも、お前が好きなほう使っていいよ」
と譲り合いのやり取り。
一塁側席に移ったので小寺さんのジャッジも目の前で見えるようになりました。
画像も小寺さん。
投球の最、サングラスと帽子のつばの脇を両手で軽く押さえて二、三歩ゆっくり前に出て、膝よりすこし上の所に手を置いて投球を見る。
審判モノマネのネタをひとつ習得いたしました。
試合のほうは6回終了、1-1で同点の14時10分にナゴヤ球場に別れを告げました。


尾頭橋駅から金山駅で乗り換え大曽根駅へ、そこから徒歩15分。
向かった先はナゴヤドーム
今日の2試合目はオープン戦、中日ドラゴンズ東京ヤクルトスワローズ
ナゴヤドームについた時点で15時10分。
試合は14時から始まっていたので、すでに4回裏。
席はバックネット裏3塁側。
3塁側とはいえど周りはほとんど中日ファン
全体的に見ても8割がたは中日ファンで埋められていました。
審判団は球審:杉永、一塁:真鍋、二塁:嶋田、三塁:友寄。
杉永さんは選手交代がスコアボードに反映されていない時にぴょんぴょん跳ねてアピールして替えさせたり、ヤクルトの宮出が代打に出た時に記録員のほうを向き、腕で大きく「43」と示したあとに頭より高く手を挙げ「背が高い」のポーズで身長190cmの宮出が代打である事を表すなど、なかなかお茶目な一面が見られました。
ヤクルトの投手はあなたが好きな高井。
ピンチをしのいで無失点で降板。
一方中日の先発は川上、ところが5回表からはリリーフが出たため、川上のピッチングは見られず残念。
試合はヤクルトが先制していたものの、中日が逆転。
立浪の代打タイムリーで私は立ち上がって拍手したものの、私の周りで立ち上がったのは私ひとり。
その後西川が満塁ホームランを放った時は私を含め数人が立ち上がり、次打者・和田の連続ホームランの際は立ち上がった人が十数人に増えました。
この人達、立浪の時に私が立ち上がらなかったらその後のシーンでも立ち上がらなかったのかもしれないな、と思うと、私が周りに与える影響もあるのだなと面白くありました。
結局11-2で中日が圧勝。
試合終了後に中日・ウッズとヤクルト・リグスが表彰されていました。
リグスは受け取った賞金袋をスタンドに投げ入れようとして笑いをとっていました。


ナゴヤドームを後にし、地下鉄名城線ナゴヤドーム前矢田駅から矢場町駅へ。
松坂屋名古屋店10階、あつた蓬莱軒でうなぎを食べようと。
お店の前には50人ほどの列、普段なら絶対並ばないところですが、名古屋ではもう予定を入れておらず、今日中に新大阪に着ければよかったので「ロリヰタ」(嶽本野ばら)を読みながら気長に待ちました。
意外と回転は速く、並んだ時間は35分、注文からは15分ほどで食事にありつけました。
今日の夕食はひつまぶし(大盛り)。
ああ、本物のうなぎとはこういうものなのだと一口食べるごとに感動しておりました。
私には表現力がないので、はなから諦めますが。
ただその中に一抹の違和感が。
おひつからお茶碗によそって食べるのですが、おひつのふたを開けたままなのですよ。
周りを見ても、全員ふたを開けたまま食べていて。
でも私はそれになぜか違和感を感じたので、よそうたびにふたを閉めて食べる事にしました。
すると、私の隣の人が食べ終わって次の人が来て、その人もひつまぶしを注文したのですが、その人は私と同じように毎回よそうたびにふたを閉めて食べ始めました。
さらにその人の隣に来た人も、同様にふたを閉めるようになりました。
このふたり、もしかしたら私がおひつにふたをして食べるのを見て自分もそうしたのかもしれない、と思うんですね。
本来はおひつのふたをよそうたびに閉めるのが正しいのか、それとも開けたままにしたほうが正しいのかは私には分かりません。
けれど、私にはたとえ周りの人全員が開けていたとしてもふたを閉めたほうがいいだろうという信念があって。
それが周りの人に伝わったのかと思うと、非常に面白く感じました。
これは先ほどナゴヤドームで、立浪のヒットで私だけが立ち上がった後に西川、和田のホームランで立ち上がる人が次第に増えたのと全く同等なんですよ。
私が周りに与える影響、それを実感しました。
たとえばこの記事を読んだ人がひつまぶしを食べる時にふたを閉じるようになったら、それは私をたいへん喜ばせるでしょう。
もちろんふたを閉じなくてもいいんです。ホームランで立ち上がらなくてもいいんです。
私が心の中で微笑むだけですから。


そんな事を考えつつうなぎを満喫し、地下鉄で名古屋駅に、新幹線で新大阪駅に。
初めてN700系のぞみに乗車しました。
シートは固くなったような気がするのですが。
座席が前後するのは東北・上越長野新幹線だけなのかしら。
電光掲示板の文字が大きく読みやすくなり、左右どちらのドアが開くか表示されるようになったようです。


新大阪駅から大阪駅へ、さらに阪神電鉄に乗り換えて宿に到着、旅の1日目は終了。
思いのほか長くなっちゃったから2日目はまた次の記事に。