第4話 幼き日々に

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夏目友人帳 参
試験が終わったらくま川鉄道KT-100形で美術館集団デート。男3対女1ですが。塔子さんの同窓会。塔子さんがおばさんになったらみんなおじさんね。塔子さんの子供時代、プレゼント交換をした家の内装はそれほど古い感じはしないけれど、クーラーが当時を偲ばせる型式で懐かしい。クッキーと押し花カード、栗山さんの気持ちも分からんでもない。栗山さんに会いたい塔子さんがうらやましい夏目。今賑やかだからいいじゃない。美術館に行く気が分からんでゴロゴロするニャンコ先生かわいい。おいしいラーメン屋につられるニャンコ先生かわいい。夏が来る、きっと夏は来る、真っ白な馬に乗った夏目様が。人は夏と同じでただ通り過ぎるだけ、ひとりを除いて。驚くから面白い、構われてうれしい。見えるからひとり。脅かしのやりすぎで夏目がまたひとり。夏目と会えなくなったらまたひとり。お久しぶりの夏目さん。夏目が今は優しい顔してる。ただいま、おかえり。塔子さんは栗山さんに会えてよかった。夏目は昔の友人に会えてよかった。会いたい人がいれば、ひとりじゃない。