第24話 告白

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とらドラ!
大河を追って櫛枝みのりんのランニング告白、鼻血付き。
普通は泣くと思うけれど。
辛かったり、苦しんだり、泣いたりは報われるもの。
ヘアピンは、櫛枝みのりんはもらわない。
竜児は、大河が好きだ。
見えているものに走り出す。
辛かったり、苦しんだり、泣いたりは報われるもの。
見えているものは向こうからバイトにやってくる。
私が逃げそうになったら捕まえて。
逃げそうになるのは竜児からでなく母親から。
バイト禁止の約束を破ったのは竜児。
それは竜児にお勉強させたかったから、やりたい事をさせたかったから、立派な人間にしたかったから。
勉強しなかったのは、やりたい事をしなかかったのは、立派な人間にならなかったのは誰?
言葉を真正面から受け止めてはいけないよ。
大河がいなければ実母の家庭は。
竜児がいなければ泰子さんは。
自分がいなければなんて言わないで。
俺は死なない、だから嫁に来い。
逃げるなら今日のところはかわしまあみの家に。
駆け落ちするなら通帳は持ってけ。
別荘の鍵は持ってけ。
おこめ券は持ってけ。
櫛枝みのりんはかわしまあみの前で泣くから。
涙は心の鼻血だ。
廊下で転ぶと鼻血が出るんだ、人生で転ぶと涙が出るんだ。
夜逃げするのは竜児とその嫁、熱があるから。
そして泰子さんも夜逃げ。
これは逃げじゃない。