セ・リーグ 東京ヤクルト対横浜24回戦 神宮球場

今年のプロ野球観戦27試合目は10月12日(日)のセントラルリーグ東京ヤクルトスワローズ横浜ベイスターズ(神宮球場)
昨日に引き続き連続観戦。
本当は観にいくつもりはなくて昼前に起床したのだけれど、チェックしてみたらデーゲームでなくてナイターで。
神宮球場の最終戦は内外野自由席になって安いし、せっかくだから行こうかなと。
真中、渡会、河端選手の引退試合でもあるし。
そんなわけで神宮球場へ。
バックネット裏や年間シートはさすがに空席がありましたが、内外野の自由席は結構埋まっていました。
試合前にはライトスタンドのヤクルトファンからベイスターズコール、鈴木尚典コール、石井琢朗コール。
いっぽうレフトスタンドの横浜ファンからはスワローズコール、真中満コール、度会博文コール。
試合前から温かい雰囲気に包まれていました。
始球式は真中・度会両選手の息子さんが務めて、試合開始。


審判団は球審:木内、一塁:森、二塁:有隅、三塁:西本。
神宮球場のスコアボードは審判名が一度しか表示されない糞みたいなスコアボードなんだけれど、表示がなくても顔を見れば分かります。
顔を見なくても構えを見れば分かります。
相変わらず横浜の水谷一塁コーチはみんなと仲良さそうにしていたけれど、ヤクルトの飯田一塁コーチも負けじと。
イニングの合間のボール回しの時でさえ、横浜の一塁・佐伯にべったり。
みんな本当に仲いいのね。
ヤクルトは一塁に福地。
私は福地が一塁をできると知らなかったのだけれど、福地はファーストミットを使わずグローブでプレーしていました。
横浜は内川が先発出場から外れ、どうやらヤクルト・青木と最高出塁で争っているそうで、それならしょうがないかな。
ヤクルトは高市が今季初登板初先発、横浜は吉川。
ヤクルトが2回に併殺の間に先制、さらに福地がタイムリー。
4回には福地が盗塁を決めて、単独盗塁王に前進。
高市が5回を1安打6三振無失点に抑える上々の出来
さらに5回には飯原が弾丸ライナーでホームラン。
あとはするべき事をひとつひとつ終えていくだけ。
6回には河端龍投手が最後の登板。
ヤクルトファン、横浜ファンの拍手の中、見事斉藤俊雄選手を三振に。
今までお疲れ様でした。
投手が押本に代わり、今度は鈴木尚典が代打。
今度はヤクルトファンが拍手。
結果は一塁ゴロとなりました。
その後、7回に藤田、吉村が連打。
ここで村田が打席に。
前の回までは「村田にだったらホームラン打たれてもいいか」なんて周りのヤクルトファンは言っていたけれど、さすがにここはホームランで同点の場面。
そんな事は言っていられなかったのに、ここでお見事村田の46号同点3ランが本当に飛び出してしまいました。
これにはヤクルトファンも脱帽の拍手。
村田選手、ラミレスに差をつけ単独ホームラン王おめでとうございます。
その後も走者を背負った押本投手に代わり、石川投手が登場。
横浜の石川は石川投手に対し1球で送りバント成功。
石川投手最優秀防御率おめでとうございます。
その回はさらに救援した松井が抑え、同点。
7回裏には代打に度会博文が登場。
大きなレフトへの打球が上がったけれど、フェンス前までの左飛。
観客は大いに沸きました。
今までお疲れ様でした。
8回表は横浜の石井琢朗が代打で登場。
ヤクルトの内外野からもタクローコール。
一塁線に痛烈な打球が飛んで惜しくもファールになった後、高々と打ち上げライトフライ。
とりあえずお疲れさまでしたと言っておきます。
そして真骨頂は8回裏。
まずは真中満が代打で登場。
お客さんは総立ち、真中は残念ながら空振り三振に倒れましたが横浜ベンチからもレフトスタンドからも拍手拍手。
今までお疲れ様でした。
さらにその空気の中、前日試合終了後に引退宣言した小野公誠が打席に。
オーロラビジョンで確認するまでもなく、打席に入る前から泣いているのが分かって。
涙でボールが見えないんじゃないか、と心配していたのに。
高めのストレートを強振すると打球が高々と上がり、ボールはそのままレフトスタンドへ。
お見事、現役最終打席がホームランとなりました。
このあたりでみんな涙涙。
飯田一塁コーチと抱き合い、飯田コーチはその後プレイ中も涙が止まらない様子でした。
小野選手はプロ入り初打席で初本塁打、そして最終打席で本塁打
今までお疲れ様でした。
最終回は真中がライトの守備に入り、自分がキャッチボールしていたボールをライトスタンドに投げ込んだ後、飯原と青木がキャッチボールしていたボールも渡されてこちらもライトスタンドに投げ入れていました。
最後は林昌勇が締めてゲームセット。
ヤクルトが今季最終戦を白星で飾りました。
試合終了後はヤクルト・高田監督が3塁ベンチ内に消えていき、きっと大矢さんやコーチに挨拶していたんでしょう。
その後はセレモニー。
高田監督の挨拶の後、真中・度会・河端・小野各選手の引退挨拶。
皆さん本当にお疲れ様でした。
この試合、観に来て本当に良かった。
試合内容も良かったし、タイトルは決まるし、そして引退試合
私の今年の公式戦観戦の締めがいい形で終われました。
あとはクライマックスシリーズ日本シリーズアジアシリーズと、あと1か月楽しめますね。