パ・リーグ 埼玉西武×千葉ロッテ23回戦 西武ドーム

今年のプロ野球観戦25試合目は9月24日(水)のパシフィックリーグ埼玉西武ライオンズ千葉ロッテマリーンズ西武ドーム)。


前日はオリックスが負けて、西武も8回裏に5点取って逆転したのに、9回表に守護神・グラマンがフェルナンデスに逆転満塁ホームランを打たれてまさかの負け。
その時私はYahoo!スポーツで一球速報をチェックしていて。
8回裏に逆転した時は、「ああ、優勝決定戦を観られなかった。でも、優勝できるんだからよかった」と思っていたんだけれど。
周りの人と冗談半分で、「でも、明日この目で優勝シーンを見るために西武が逆転負けしてくれないかな」なんて話していて。
そしたらPC画面に映し出されるフェルナンデスのホームラン。
比喩でなくイスから転げ落ちました。


そんな前日のショックを引きずりつつ西武ドームへ向かって。
球場に着いたのは18時50分、おとといとおんなじ。
このカードは先週の水曜日にも観ていて、その時と同じ西武・西口、ロッテ・久保の先発かと思いきや。
西口が前回負傷降板したのが治っていなかったのか、西武は涌井が登板。
審判団は球審:山崎、一塁:川口、二塁:津川、三塁:山本。
球場に着いた時点では0-0だったのだけれど。
球場に着いて間もなくの4回表。
ズレータが13球も粘ってフォアボール。
思えばこの時点で、というか毎回走者を許していたから最初からか、涌井の運命は決まっていたのかもしれない。
大松も9球粘った末にライトスタンドへホームラン。
あとはもう変化球は決まらずストレートは力なく、それほどいい当たりでないものが次々ヒットになって。
里崎に押し出し死球でついに降板。
代わった三井もズレータに押し出し死球
この時点でズレータが三井を睨んで、雰囲気は悪かったのだけれど。
さらに代わった許さんがベニーに死球
1イニングに3つも死球を与えたら、そりゃ殴られます。
止めに入った細川にベニーの首投げがきれいに決まって、細川は左肩を脱臼、ベニーは退場。
私のこれまでの観戦試合で小競り合い程度ならば2007年9月9日の巨人対阪神戦で、シーツが李の足を踏んだとかなんとかでいざこざしたのがあった程度で、退場処分は初めて。
それ以外では、2000年4月23日の千葉ロッテオリックス戦(仙台)で、オリックスのカルロス投手がロッテ・諸積の顔面に死球を与えた事があったけれど、当時のパリーグは危険球一発退場ではなかったから。
警告試合もその時以来2度目かしら。
高校の先輩である球審・山崎さんの場内アナウンスを聞けたからよしとしましょうか。
結局この回7点も取られて、その後もぽちぽち追加点を取られて。
西武は特に見るべきところもなく久保に完投勝利を与えて、負けるべくして敗戦。
オリックスも順当にソフトバンクに勝利、優勝は札幌ドームに持ち越しとなりました。


そんな西武の、私にとっての唯一の見せ場はイニングの合間の投球練習。
細川がベニーに投げられて負傷退場してしまって、もともと捕手を二人しか登録していなかった西武は銀仁朗を出してしまったので、ピッチャーのキャッチボールの相手がいなくなって。
銀仁朗が打席に立った6回裏・7回表の投球練習は内野手・平尾がキャッチャー役を務めて。
そして一番の見せ場は8回裏・9回表。
ミットを持つのは江藤、そう江藤。
江藤は高校時代キャッチャーで、プロ入りしてからも最初は捕手登録。
一軍でも1990年に2試合だけ出場経験があって。
それでもそれから18年も経ってからキャッチャー役を務めると思わなかったのは私もグラウンド上の人たちも同じだったようで。
一塁側ベンチ前でキャッチャーミットを持つ江藤に、一塁塁審の川口さんがプレー中なのに笑顔で声をかけて、江藤も会釈で答えて。
西武の攻撃が終って、キャッチャーボックスに江藤が座ると、三塁コーチの清家さんも球審の山崎さんも笑顔で声をかけて。
ロッテの諸積コーチなんかはお尻を叩いて大爆笑。
こんな試合でも仲いいな。
画像はその、キャッチャーボックスに向かう江藤。
銀仁朗が準備ができて、ベンチに帰ってくる江藤に声をかけたら手を振ってくれました。
優勝を逃した試合でも、楽しみはあるんです。


それでは渡辺監督、札幌で思う存分宙を舞ってくださいな。