12. 最終話love

動機:A 基準:A 評価:A
視聴前から頭を抱える覚悟はできてはいたけれど。
千尋は蓮治の事を忘れたのではなく、記憶しないのだ。
こちらは覚えているのに。
忘れる訳ないのに。
千尋は日記を捨てたけれど、蓮治の事を13時間思わない事なんてできない。
そうだよなあ、別の意味で頭を抱えてしまったよ。
千尋よ、これからも蓮治の事をよろしくお願いします。
みやみやはこれからも広野紘の事をよろしくお願いします。
最後じゃない、これからが始まり。
火村がしばしば言っていた「世界に神様は存在しない。だから、この世に奇跡なんてものは存在しない。世界にあるのは必然と偶然。自分の内なる世界にあるのは自分が何をしたいのかという意志。」という言葉は、千尋が蓮治と出会った事は偶然だったのかもしれないけれど、蓮治の事を忘れないのは、忘れたくないという意志の強さからくる必然という事だったんですね。
千尋が幸せになってさえくれればそれでよかったのですが。
蓮治周りは千尋の想いが、広野紘周りは広野紘達の振る舞いが共に丸い結末を生んでくれたのだと思います。
これぞハッピーエンド。
いやあ、毎週このアニメが気になって気になって、経過も結果もなかなかの良作アニメでした。
3ヶ月間ありがとうございました。
P.S.久しぶりに『マリア様がみてる』の『レイニー止め』という言葉を思い出した。
P.S.2千尋役の声優さんがやなせなつみ氏だって知らなかった。
私はやなせなつみ氏が好きなようだ。