第4話 六条宮穂(後編)

動機:A 基準:A 評価:C
文化祭が研究発表のみで終わるとは思わなんだ。
文化祭で研究発表といえばどちらかと言えばマイナーな部類に入るのかもしれませんし、『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』のバンドとか『あずまんが大王』の喫茶店とか展示とか、『マリア様がみてる』の演劇とかがアニメでは花形になりがちですが、最近行った文化祭では研究発表のほうが興味をそそられたのね。
私も歳をとったのかしら。
ひとりで近所の高校の文化祭に行くのが好きだ、といったら変な目で見られちゃったし。
いいじゃない、新しい街に暮らすようになったらまず学校から攻める、それが私の考えなの。
思い出にしてはいけない、今を。
大切なのは宮穂の思いではなく自由研究とは何か、な航。
それでいいの?
秤量攻めにあっさり屈しない宮穂。
クリスマスって、文化祭が終わってから何ヶ月たったのですか?