劇場版AIR

動機:A 基準:A 評価:A
素晴らしい。オープニングテーマの『鳥の詩』は、以前曲だけ聞いた時はちょっと暗い気分になっちゃう曲だと思って敬遠してたんだけど、歌詞も合わせて聞いてみると、なかなかにいい曲だ。できれば短くしないでちゃんと1コーラス使ってほしいとも思うけど。絵は大変綺麗。『夏休み』ってこんなんだったよなー、と感じさせてくれる。崩し絵の使い方もうまい。内容。伝説のほうで神奈備命が柳也を初めて見た時の神奈備命と裏葉のやり取りが素晴らしい。もう一度見たいシーンの第一位はここかな。前半の元気に見える観鈴がいるからこそ後半の観鈴が見ていて辛い。後半の観鈴をこそ受け止めないと失格なんでしょうか。晴子さんが観鈴を入院させようとしたときの晴子さんの言葉は本心ではないと私は捉えているのですが、本心だと捕らえる人がいてもおかしくないか。伝説の終わり方も切ないし、観鈴のゴールも切ない。素晴らしいアニメを見せていただきました。もちろん終わりかただけで評価したわけでなく。全編的なストーリーも美術も音楽も演技もすばらしゅうございました。