パ・リーグ 埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズ1回戦 西武ドーム

今年の野球観戦5試合目は4月17日（金）のパシフィックリーグ、埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズ（西武ドーム）。
ファンクラブの先行発売初日に購入。
その席は、今年から設置されたフィールドシート。
試合開始1時間半前に三塁側のフィールドシートに着くと、目の前には3メートルほどの高さのネット。
ブルペンとの間にはグリーンシート。
たしかに目の高さはグラウンドレベルだけど、これじゃ話と違うな、と思っていたら。
試合開始前の練習が終わると同時に取り外されるネットとポール。
目の前に邪魔をするものが無くなり、すぐそこにグラウンドが、そして選手が。
これはいいものだ、臨場感が半端ないです。
おまけにフィールドシートは審判さんの通路のすぐ近く。
審判さんが控室に入る時はスパイクを脱いでサンダルに履き替えるようでした。

そんなフィールドシートだから、細かい動きや人と人とのやり取りなど普段は見られない点に注目できて楽しかったです。
試合前にじゃれて赤田将吾に蹴りを入れる金子誠。
ネット越しにサインする清水崇行。
底冷えする寒さで吐く息が白い選手、審判さん。
高橋信二がタイムリーを打った後、自分で投げ捨てたマスクがどこにあるのか分からなくなって、球審の秋村さんに「そこ、そこだよ」と指をさされる細川亨捕手。
ヒメネスが振ったバットが細川のミットに当たったけれど、内野安打でそのまま続行。
去年から打撃妨害づいているのは今年もまだ継続中らしい。
攻守交代時のボール回しで三塁に投げるフリをしてショートの中島裕之に投げる一塁手の平尾博嗣と、騙されてコケるおかわり中村剛也君。

今日の審判団は球審：秋村謙宏、一塁：山路哲生、二塁：山本隆造、三塁：中村稔。
球審の秋村謙宏さんは一旦構えに入ったらテコでも動かない。
テレビで観ると顕著だけれど、生で観てもやはりびくともしませんでした。
秋村さんが球審のプロテクターをつけると、すらっとした逆三角形でものすごくかっこいい。
攻守交代の時にトイレに行って、時間きっかりで戻ってくる山本隆造さん。
一塁でのきわどいタイミングが多くて、そのたびに大きなアクションでジャッジする山路哲生さん。

そして私の目の前にいた三塁塁審の中村稔さんには見どころ満点。
打者によってポジション取りを前後に移動する中村稔さん。
おかわり中村君と仲良さそうにしゃべる中村稔さん。
守備に就く時に毎回中村稔さんに会いたそうに笑顔で三塁に走ってくる小谷野栄一。
ベンチ前のキャッチボールで涌井秀章が暴投しちゃったあと、相手の銀仁朗に「ダメじゃないかよー」と笑顔で注意する中村稔さん。
ファールフライを追ってフェンスに足をぶつけたおかわり中村君を心配する中村稔さんと、おかわり中村君のためにインターバルを取ろうと一塁に牽制球を投げる涌井。
ライオンズのリリーフ投手をブルペンまで笑顔で迎えに行く中村稔さん。
攻守交替でレフトに走っていく時に守備位置に向けて軽く投げたボールを中村稔さんにぶつけてしまって謝る栗山巧と笑う中村稔さん。
ハーフスイングをスイングととった中村稔さんに対して「これぐらいしか振ってないじゃん、手首返ってないよ」とジェスチャーする真喜志康永コーチに「いや、これぐらい振ってた、手首返ってた」とジェスチャーで返す中村稔さん。
とにかく中村稔さんは人と接する時は常に笑顔、そして相手も笑顔。
中村稔さんが選手や首脳陣に好かれている理由が良く分かりました。

ダルビッシュ有投手の好投で埼玉西武ライオンズは2-4で負けてしまったけれど、いいもの観せて頂きました。
ありがとうございました。