第10話 キーホルダー Le porte-clef

優先度:A 期待度:A 基準:A 評価:A
マリア様がみてる4thシーズン
前の二頭はもうどうでもいい。
瞳子が立候補した真意とかそういうのももうどうでもいい。
けど見捨てるのとは逆。
だから瞳子の事を追うかどうかは乃梨子に任せます。
祐巳の想いは乃梨子にはよく分からない、祥子さまにもよく分からない。
よく分からないけれど、柏木さんがヒントをくれる。
というか婚約解消の話は次回予告で流したのに、スキー饅頭は出すのか。
洗面所にふたりで行くのはなんだか変だな、でも清子おばさまなら分かってくれるはず。
祐巳ちゃんの家の近くで祐麒と会った、と言った後で髪をファサっとする柏木さんに思わずうわぁと声をあげてしまった。
柏木さんは祐巳の事が好きなの?
さっちゃんのほうが好きなの?
違う好きなの?
誰と比べてるの?
柏木さんってアレなんでしょ?
バレンタインの企画は今年もカード探し。
勝手に了承するとは横暴ですわお姉さま。
乃梨子が」と「お姉さまが」は声をかぶせてもらいたかった。
志摩子さんが拒否るのは、乃梨子のカードを探したかったから。
まったくこのお姉さまは。
由乃は落ち着かない、祐巳は落ち着いている。
由乃は菜々に焦ってる、祐巳瞳子に焦っていない。
由乃さんの願いとあらば、祐巳も中等部の参加を提案しましょう。
まあ不在者チャンスだけですけれど。
中等部の参加が由乃のためだとはそりゃ分かるわな。
乃梨子瞳子の事で頭がいっぱい、祐巳に聞きたい事もいっぱい、話があると言われたら瞳子の事だと。
瞳子の事、好きですか?
好きだよ、大好き。
分かりました。