第十話 仮家

優先度:A 期待度:A 基準:A 評価:A
続 夏目友人帳
空からはっさくが降ってくる、横から斧が飛んでくる。
おちおち昼寝もしていられない。
滋さんが仕事が終わるのが早い理由はひとつ。
夏目と一緒に帰りたかったからじゃない。
ニャンコ先生はまったく猫。
華麗に野菜を避ける事もできる。
でも妖怪は足跡を残す。
妖怪が廊下を走り回るのはニャンコ先生の足音。
かつても聞こえた足音は近所の少し変わった女の人が来てから止んだ。
その少し変わった女の人とはひょっとして。
藤原家の事はこれまで聞かなかったけれど、踏み込んでもいい、ここは夏目の家だから。
少し変わった女の人はいつもひとりでやはりちょっと怖い。
だけど声を掛け一緒にいて家にご招待。
ナイス招きナイス招かれ。
やはり変わった人だった、だけど優しい人だった。
夏目が妖怪に素直に食われてて笑った。
レイコがしたのと同じやりかたで妖怪を退治。
レイコがしたのと同じやりかたで藤原家を守る。
ママ、落ちるぅ。
ここはレイコにとってお気に入りの家、そして夏目の家。
嘘は、つきたくない、だからレイコは、だから夏目は、だから滋さんは。
今話は各キャラクターの動作、特にニャンコ先生のそれがとてもダイナミック。
絵コンテ・演出は今掛勇、作画監督は高田晃、総作画監督山田起生、原画は岸田隆宏、竹内哲也、冨岡寛。
誰のおかげだろう。
大変良いものを観せて頂きありがとうございました。