マスターズリーグ 名古屋対東京 ナゴヤドーム

k_s_n_k2008-12-28

12月27日
朝に埼玉を出発。
東京駅からのぞみの喫煙指定席で名古屋へ。
宿に荷物を預けてから、中央本線快速で鶴舞駅へ。


名古屋第一の目的地は喫茶店ラディッシュ」。
北海道テレビ放送HTBの有名番組『水曜どうでしょう』のディレクター、藤村忠寿氏の実家たる喫茶店
対決列島」では愛知県決戦の場として小倉トースト対決が行なわれた、いわゆる聖地。
先人達のレポートをわざわざ印刷して、地図と照らし合わせながら行ったので迷う事なく到着。
11時50分頃着いたので、かなり繁盛していました。
私は空いていた席に着いて、ウェイトレスのお姉様曰く「今日のランチはエビフライカレーとなっております」。
私「あのー、小倉トーストというものがあると伺って参ったのですが」
お姉様「はい、ございます」
というわけで、事なく注文完了。
と、すぐに満席になったようで私のテーブルも相席に、男性おふたり。
おふたりはランチをご注文の様子。
程なくして私の目の前に、件の小倉トーストが運ばれてきました。
それを見て全てを察したおふたり。
相席「どちらからいらしたんですか?」
私「ええ、埼玉から」
相席「全国から聖地巡礼にいらしてるようですね」
私「ええ、私の友人は仙台から参ったと申しておりました」
てな感じ。
小倉トーストは、想像以上に小倉がたくさん。
小倉が温かいとは想像していなかったのに、それがあふれんばかりに乗っていて。
トーストを手に取るとこぼれ落ちる小倉あん
食べてみると、トーストのほのかな塩みと小倉あんの甘さが相まっておいしい。
一緒に頼んだコーヒーを片手に、食が進みます。
じきに相席さんにエビフライカレーが運ばれてくると、親切にも「これも写真撮っていいですよ」とおっしゃってくれたので、遠慮なく撮影。
おいしそうな上に結構ボリュームがあります。
ランチと小倉トーストを一緒に頼んだら、けっこう大変そうです。
私はパクパクと小倉トーストを完食。
たいへんおいしゅうございました。
会計を済ませた後、
私「お母さまに一言ご挨拶差し上げたいのですが」
お姉様「是非とも、厨房にいますので」
というわけで、ママさんにご対面。
埼玉から来た、小倉トーストを頂いたと申し上げたらたいそう喜んでくださいました。
そして最後に一言、「おいしかったよ、母ちゃん」
ちゃんと言ってきました。
店を出るまで手を振ってくださいました。
私も手を振り振りラディッシュを後に。


地下鉄鶴舞駅から川名駅へ。
名駅から徒歩10分。
名古屋第二の目的地は、うどん屋さん「まことや」。
もともと行くつもりはなかったのだけれど、たまたま二日前に初対面した名古屋出身の人と味噌煮込みうどんの話になって、「あさって名古屋に行くんです」と言ったところ勧められて。
私は人から勧められるとすぐ行ってみたくなるタチなので、本日二度目の昼食を。
12時45分ごろ到着すると満席、店内に並んでいるお客さんもいたものの、ものの3分も待たないうちに通されて。
親子みそえびうどんを注文。
土鍋でぐつぐつに煮立ったうどんが運ばれてきました。
煮込みうどんのうどんは柔らかいイメージがあるのですが、二日前の人の話では名古屋の味噌煮込みうどんは硬いものとの事で。
食べてみると、なるほど硬い。
芯があると言っても差支えないほど硬いのですが、不思議とつゆと合ってなかなかおいしい。
つゆはカツオのだしが大変よく効いていて、ほぐした卵ともえび天ともよく合っていました。
他の人の話ではご飯も一緒に注文するという意見をよく目にしていたのですが、なるほど納得できます。
さすがに私は直前に小倉トーストを食べていたので、うどんだけで満腹ですけれど。
冷えた体をうどんで温め、入店時より長くなった列を尻目に「まことや」を後に。


地下鉄川名駅から地下鉄ナゴヤドーム前矢田駅へ。
名古屋第三の目的地はナゴヤドーム
このたび一番のメインイベントと言うべき、プロ野球マスターズリーグ『冬の野球祭り』。
まさか1年間で2度もナゴヤドームに来るとは思いもしませんでした。
今日は13時からアマチュア野球、16時30分からマスターズ・リーグ。
14時30分頃にナゴヤドームに入ると、既に第1試合が行われています。
第1試合は茨城ゴールデンゴールズvsドラHOTリューターズ。
茨城ゴールデンゴールズは、説明するまでもないでしょう。
ドラHOTリューターズは、峰竜太氏が総監督を務め、名古屋のアマチュア野球選手が集まって結成されたチーム。
到着時点で6回表、3対0で茨城ゴールデンゴールズがリード。
ドラHOTリューターズは女性投手(名前失念)に交代、うまい事走者も溜まり、二死満塁で茨城GGの片岡安祐美選手との女性対決。
最終回表のドラHOTリューターズの下手投げ投手(名前失念)はなかなか私の好みのタイプ。
7回裏は元巨人-ダイエーソフトバンク)-オリックス吉田修司投手が現役時代をほうふつとさせるピッチングで茨城GGの勝利。
どちらの攻撃中でも一塁コーチャーズボックスにマイクを持って陣取る萩本欽一監督。
峰竜太総監督が選手交代の際に事細かくマイクでアナウンスしてくれるものだから、「ドラHOTリュターズ、選手の交代はただいまの通りです」「そういう事です」と場の空気を読んでくれるウグイス嬢さん。
茨城GGの芹澤選手に熱い応援を送る芹澤選手のお母さん。
時間の関係で観戦予定はなかったのですが、なかなか面白いものを観せて頂きました。


そして今年最後にして35試合目のプロ野球観戦は12月27日(土)のプロ野球マスターズリーグ名古屋エイティディザーズ東京ドリームスナゴヤドーム)。
試合は初回、名古屋先発の小松辰雄投手が故障で降板するアクシデントがあったものの、小島投手が抑えて。
2回に名古屋が先制、3回に追加点。
一方東京も4回に1点を返すと7回に2点を挙げ逆転。
東京は9回に1点追加し4対2。
9回裏は東京の守護神・阿波野秀幸投手が登板し、そのまま終わると思いきや。
ピンチに江夏監督直々のアドバイスも甲斐なく、名古屋が2点挙げて同点。
球場全体が彦野コール、その彦野はフォアボールを選び満塁。
最後は二死満塁ツースリーから斉藤コールの中、斉藤浩行選手がフォアボールを選びサヨナラ押し出し。
劇的な展開で名古屋エイティディザーズの勝利となりました。
画像はまさにサヨナラの瞬間。
ほとんど選手名が出ていないのは、私の記憶力がなく記録もしていなかったせいです、ごめんなさい。
かつてシーズン死球数のセ・リーグ記録をもつ中野佐資選手が今日も死球を得ていたり。
両軍合計5つぐらい?盗塁を決めていたり。
速球派だった小島弘務投手がいつの間にかサイドスローになっていたり。
初芝清選手がサードで現役時代では考えられないようなファインプレーを連発していたり。
市川和正捕手が回転レシーブで投球をキャッチして拍手をもらったり。
鈴木健選手が二塁を守ったり。
杉山直樹捕手が三塁を守ったり。
石毛博史投手が代打で登場、その後快刀乱麻のピッチングをしたり。
二塁打三塁打連発、選手の激走が観れたり。
彦野利勝選手の現役時代さながらの勘のいい守備を観れたり。
59歳の星野秀孝投手の老々獪々のピッチングを観れたり。
斉藤明夫投手の股下投げや二塁手への剛速球を観れたり。
覚えているだけ列挙しておきます。
今日の審判団は球審:前田亨、一塁:山本文男、二塁:福井宏、三塁:藤本典征。
球審の前田さんは今年までパ・リーグの現役審判員。
長い間お疲れ様でした。
前田さんは見逃し三振の時でも派手なガッツポーズはせず、シンプルに右手を挙げるだけなのがかえってかっこいい。
声も9回まで出続けていました。
打者の空振りをアピールする市川捕手の背中を叩いてたしなめたり。
一塁塁審の山本さんは71歳、二塁塁審の福井さんは70歳。
山本さんは一塁の際どいタイミングに現役時代さながらの大きなアクション。
福井さんはスタッフに「駆け足で!」と指導するなど元気十分。
福井さんは走者がいてもダイヤモンド内には入らず、以前のスタイルでポジショニングしていました。
三塁塁審の藤本さん、三塁線に鋭い当たりが連発しましたが、軽いフットワークで裁いていました。
マスターズリーグは引退した審判さんをまた観られるいいチャンス。
みなさんこれからも元気な姿を見せてください。


19時30分にナゴヤドームを後にし、向かうは地下鉄八事日赤駅。
名古屋第四の目的地は喫茶店「マウンテン」。
二度の昼食でそれほどお腹はすいていなかったものの、どうしても目にしておきたいものがあって。
それは、「甘口いちごスパ」
甘口抹茶スパもよかったのだけれど、季節品と言う事でこちらに。
この甘口いちごスパ、かなり甘いです。
ホイップクリームと合わせたほうが食べやすいという、つまりホイップクリームより甘いイチゴソースがふんだんにからんでいて。
それだけならまだよかったのですが、スパゲッティーがところどころ固まっている所があって。
かなり難儀しました。
量が多い事もあり、あえなく三分の二を食べた所で私のお腹の余裕が終了。
残してしまいごめんなさい。
でも、お腹さえすいていれば完食できたはずで、私以外のお客さんもけっこうこれを頼んでみなさん完食していたので、おすすめできないわけではないです。
ただ、挑戦なさるかたはどうぞご覚悟を。


満腹になって宿に到着、この日記を書いているという訳です。
あしたは三重県伊勢市鳥羽市に行く予定。
ま、予定は未定ですから。
旅は想定外が面白いともいいますし。
どんな明日が待っているかしら。