第8回 28時間目 メモリ・29時間目 ハラヘリ・30時間目 セクラベ・31時間目 ギュウニュウ

動機:A 基準:A 評価:A
私の地元は小中学当時は給食のご飯はアルマイトで容器にひとり分ずつ炊かれたものだった。
中学時代はその容器の半分を私に寄越す女の子が3人いた。
つまり私は毎昼食ごとに2.5人分のご飯を食べていた事になる。
もちろんおかずはひとり分だから、その経験を以て少ないおかずでご飯をいっぱい食べる技を身に付ける事に成功した。
今でもおかずとご飯の量を無意識に調整していて、だいたい食べ終わる直前にはご飯ひと口、主菜ひと口、副菜ひと口分が残る。
恐るべき給食の魔術。
保健室で女の子が裸で体重を測る所を目撃した事があるかどうかは覚えていない。
痛みやくすぐりで空腹を忘れた事があるかどうかは覚えていない。
逆さにぶら下がって背が伸びたかどうかは覚えていない。
牛乳を飲んで胸が大きくなったかどうかは覚えていない。