第12話 passing rain

動機:A 基準:B 評価:A
朝一番の摩央姉の目が眠たそうに重そうで描写のうまさに唸った。
光一の前では足が若干、ほんの若干外向きになる摩央姉のこの微妙な具合に唸った。
二見さんは何だか自分がよく分からない、でも嫌な感じではない。
光一は星乃さんと一緒に帰ろう。
そんなふたりを目撃したら、摩央姉でなくても甲斐栄二に会いたくなる。
二見さんをほっといて広橋涼の足のけがを面倒みる。
これがかえって二見さんの心を惹くのではないかと。