第7話 なつのおしまい(ばいばい)

動機:A 基準:A 評価:A
先週が期末テストで、今週が8月31日で。
高校生活で最も楽しいはずの夏休みが何の描写もないまま終わっておる。
そりゃ桃以外は文化祭の準備で潰れてしまった事は想像に難くない訳で。
その桃が真っ黒に日焼けしてハワイ土産を出してきたら、そりゃ芽生が「うるさい」の一言でセミを黙らせてしまうのも納得です…なんて事をアバンタイトルで想像していたら、オープニング開け。
やっぱりというか当たり前というか、みんな遊んでいたのね。
芽生までもが。
切羽詰ったときに部屋の模様替えをしたくなるのは定番。
あまりにも切羽詰ってみんな壊れちゃいました。
学美はただのまっすぐゴーロボットに、芽生は脱がせ魔に、むつきは殴られ脱がされ男に、そして光香は泣きじゃくる。
精神構造ドッカーン状態。
こんなときは屋上でお昼寝。
ホントに幸せそうな顔の光香。
光香にとってこの夢が幸せって事は、光香にとって現在が幸せって事。
目覚めた光香は買い出しに。
花火を買いに来て愛洸学園の生徒会長・たかちゃんと遭遇。
アイスを差し入れしてくれたたかちゃん。
たかちゃんに褒められて照れる芽生は脈ありです。
文化祭当日の予定を覚えているのではなく、見えている学美。
たかちゃんは愛洸学園と聖桜学園の合併話を打ち明けられず。
生徒数減少による合併・廃校はいつの時代も避けられないもの。
でも、子供が大人の事情を丸々汲む必要はないと私は思います。
とりあえずはまっすぐドーンと力いっぱいできる事をやってもらいたい。
理事長の話によると、聖桜学園の文化祭が思いつき行き当たりばったりなのは学美が生徒会長になる前からそうだったのか。
だったらいよいよ学美の考えが聖桜学園に受け入れられた理由も分かるってものですね。
学美たちが一生懸命なのは、楽しいから、そしてうれしいから。
たかちゃんの目には見えなかったのかもしれないけれど、きっとたかちゃんも分かるはずだから。
分かっているはずだから。
たかちゃん、後はよろしくお願いします。
今話は全編通じて蝉時雨がBGM。
蝉が鳴いているだけで十分なBGMになるんだな、と。
夏というと何となく楽しいイメージがあるのは、現実にもあのBGMがかかっているからなのかなー。
夜はプールで花火大会。
みんなでプールに落ちて落とされて、たとえ服が濡れたってこのアニメだから大丈夫。
ホント徹底して安心路線でありがたい。
夏の終わりの花火。
さあ、明日からは戦いだ。
あと、ソフトボール部の先輩後輩どうもごちそうさまでした。