ちょこッとSister 第24話 最終話 ハッピー・クリスマス
動機:A 基準:A 評価:A
24日はクリスマスパーティー。
ゆりぴょんはお父さんと。
ジングルベルジングルベルすずがなるー。
ジングルベルジングルベルすずがなるー。
鈴が鳴ってばっかり。
ゆりぴょんのお父さんはお仕事に。
管理人さんとカップケーキ作り。
最初のプレゼントは管理人さんに。
管理人さんからはコートをプレゼント。
おにいちゃんからはブローチを。
真琴からは撮影で使ったサンタ帽と手ぶくろ。
誰かに誘いのメールを出す真琴。
おじさんからは着ていたマフラー。
このマフラー、確か遊園地の回でちょこが女の子にあげたマフラーだったはず。
何も言わずにこういうのがでてくると、毎週観ていた身としてはなんだかうれしい。
商店街の肉屋さん、魚屋さん、下着屋さん。
かけるにも。
ちょこのパーティーを断った事を後悔するゆりぴょん。
ゆりぴょんの家を訪れるちょこ。
パーティーには来られないから、とプレゼントを渡されるゆりぴょん。
パーティーに行ける事を言えないゆりぴょん。
クロがいた倉庫に。
クロにもクリスマスプレゼント。
元気のない女の人にもクリスマスプレゼント。
カップケーキをみんなにあげちゃったからおにいちゃんの分がなくなっちゃった。
でも、おにいちゃんは一生分のクリスマスプレゼントをもらったから。
公園で落ち込むゆりぴょん、を誘ってちょこの家に向かうかける。
全員集合、と思いきや。
オダエリちゃん登場。
さっき真琴がメールを出した相手はオダエリちゃんだったのね。
Let'sにゃんシング!
ゆりぴょんからメイドさんにもプレゼント。
遊園地のユキちゃんにもクロから半分プレゼント。
元管理人のおばあちゃんはこたつで編み物。
サンタさんがいなかったら、誰がプレゼント持ってきてくれるんだい?
マスターはレストランでデート。
君の瞳に乾杯。
マスターなら似合うセリフだ。
サンタさん出動。
公園のお姉さんはサンタさんだったのね。
いや気づいていたけどさ。
これからもこんな風に楽しい日がいつまでも続くといいな。
最後はいつもの絵日記で終了。
よかった、好きな終わりかただ。
サンタさんが出てきたらどうしようかと思っていたよ。
ただ、確かにちょこが贈られてきた時に「このプレゼントは1年限定だから」とは言われなかったし。
もしかしたら返さなきゃいけない事になるのかと不安だったのだけど。
もちろん、目覚めたらちょこが隣で寝ているかどうかって言うのは分からないわけだけど。
あ、先に起きて朝ごはんを作っているかな?
それとも、目覚めたちょこの枕元にサンタさんからのプレゼントが置いてあるとか。
おにいちゃんからのプレゼントでもいいな。
どうせならいつも通りのいつも通りでねこにゃんダンスを見せてもらってもよかったような気もするけど。
とりあえず、ちょこから視聴者へのクリスマスプレゼントはしっかと頂いておきます。
この話を見たのがたまたまクリスマスイブだったもので。
そういえば番組開始は今年の7月で、当初は『夏なのにクリスマスか、最近のアニメはつくづく季節感無視だな』と思っていたのですが、2クール放送して最終話が翌年のクリスマスという設定。
これには本当にやられました。
季節が合致するアニメは大好きですが、『半年前から季節を合わせてくる』アニメはあまり覚えがないぞ。
そしてゆりぴょんの登場は10月に入ってからか。
ゆりぴょんの登場以降はもう毎週楽しみで楽しみで。
個人的に、管理人さんはおばあちゃんのままでも十分面白かったとは思うけど。
ともかく、10-12月期のアニメの中では間違いなく一番楽しみなアニメでした。
全編にあふれる『優しさ』を感じることができるアニメでした。
一話ごとに見ても全編通してみても素晴らしかった。
最終話であるこの回と、最終回前の前話の関係もこれっきゃないと言う感じ。
話のクライマックス、としては前回が実質最終回だったと思います。
が、あれで終わらせてはこの2クール分のお話がちょっともったいない。
これだけ全く悪い人がいないいい話を終わらせるには、全員が幸せに過ごす、それこそクリスマスのみんな幸せな、普段と変わらない幸せな一日を描く必要があったのだと思います。
かといって前話のようなクライマックスがなくていきなりこの話では、そこらへんに転がっているナントカアニメと変わらないわけで、それはそれでいいのかもしれませんけどね。
絶対必要なクライマックス、絶対必要なエピローグ。
あのクライマックスがあったからこそこのエピローグが最大限生きるわけだし、このエピローグがあるからこそあのクライマックスも最大限生きるわけです。
よくあるアニメでは、最終話のうち20分ぐらいをクライマックスにあて、残りちょっとで心休まるエピローグという体系をよくとるけれど、これでは視聴者側がせわしなくてエピローグを堪能できるかどうかなというところなのです。
私は今回の『ちょこッとSister』の手法のほうがどちらもじっくり見られるので好きです。
それができるのはこのアニメが1クール作品でなく2クールだったって事もあるのですけれど。
オープニングテーマ『Doki Doki! My Sister Soul』もエンディングテーマ『ねこにゃんダンス』も素晴らしかった。
オープニングのちょこの走り方が、真似したくなるくらいの躍動感で。
シングルが発売されるまで、「It's My レボリューション」が「いつまでもずーっと」と聞こえていました。
それでも何となくつながりそうなもので、歌詞を見たときに驚いたものです。
サビの最後の部分をはじめとして符割りも躍動感があって大好きです。
エンディングは何と言ってもねこにゃんダンス。
本編とこれほど密着したエンディングテーマも珍しいと思います。
エンディングアニメーションでは、真琴が窓から見ているちょこの「けんけんぱ」が好きでした。
全編ねこにゃんダンスのねこにゃんダンスをエンディングでも観たかったなー。
やっぱり、オープニングもエンディングも変わらないまま終わるって素敵だと思います。
改めて自分の評価を見直してみると、ゆりぴょんが登場した10月以降は全ての回にA判定をつけているんですね。
今振り返っても自分の評価は間違っていなかったと思います。
今回も歴代で最も長い感想文となってしまいました。
冒頭の内容概要だけでも私にとっては結構長くなってしまったのでどうしようかと思っていたのですが、ここまで長くなったらもう思うこと全部書いちゃえって感じでここまできてしまいました。
私にとってこれだけ長い感想文を書かせるようなアニメにつける評価はただひとつです。
とにもかくにも殿堂入りとさせていただきます。
半年間ありがとうございました。