見覚えがない

1月27日の日記で、真剣10代しゃべり場の第17期は見ていないことにしていました。
でも、手元のビデオを確認したら、2005年2月25日放送、伊藤桃子さんが提案者で嶽本野ばらさんがゲストの回だけ録画していたことが発覚。
見返してみたけど、全く憶えていない。
出場メンバーも、誰一人憶えていない。
嶽本野ばらさんの格好も全く憶えていない。
録画しただけで見ていなかったんでしょうね。

凄い。嶽本野ばらさん、1分55秒に及ぶ一人語り。元10代のゲストでこれだけ長い時間一人で話し続けた人ってそうはいないんじゃないかしら。


ついでに、2003年12月5日放送、第12期の西田陽美さんが提案者の回のしゃべり場を録画したものも再視聴。
この回が私の今まで見てきた中で最も面白かった回。
あまりに面白かったので、本放送の4ヵ月後の深夜に再放送したのを録画してました。
内容を簡単に言うと、「年上だから、という理由だけで敬語を使うのはおかしい、尊敬するかどうかを年齢で決めてはいけない」って事。
もう、メンバー最年少の14歳、提案者の西田さんの頭のよさ。
ちょっとでも論点がずれると「そんなことについて言いたいんじゃない」。
他のメンバーが他の話をすると「だったらそれはそれでいいよ、で私の言いたい事は〜」。
他の人の意見に納得した瞬間、「あ、これはこういう事なんだ。今まで理解してなかったよ」と、スッと引いて議論終了。
でも、討論終了後の一言では「でも、そんなすぐに変われないし」。
西田さん、素晴らしい。
そしてゲストの岡田斗司夫さんの進行のうまさ。
賛否の両方の意見に対して「これってこういう理由でこうなんだよね」と、スッと入れてくるから議論が変な方向に行ったり、変に混沌としないでパッパと話が進む。
特に素晴らしかったのは、メンバーの一人が涙ながらに語った時。
話がそっちに向かう(そこにとどまる)かと思いきや、岡田さんは

「そりゃ愚痴だ」

の一言で話をちゃんと本筋に戻した。この「そりゃ愚痴だ」は名言大賞にノミネートしたいくらい。
西田さんと岡田さんのおかげか、何度見ても流れ方が面白い。
泳ぎのうまい人が泳いでいるのを見ているような印象です。


どうせだから録画してある回全部見てみようかしら。他の録画してある回は、
2002年12月21日 藤田征爾「オンリーワンになりたいと思いませんか」 ゲスト:林原めぐみ
2003年11月01日 青木愛「外見を磨かないと不安じゃない?」 ゲスト:美保純
2004年03月19日 高橋すみれ「人生で一番大切なもの、ありますか?」 ゲスト:嶽本野ばら
2004年04月23日 千葉一臣「オタクの何がいけないの?」 ゲスト:山田五郎
2006年01月13日 草なぎ健太「普通って何?」 ゲスト:岡田斗司夫
という事で、このテーマとゲストを理由に録画したんだって事がよく分かる。